ストライクゾーン

野球とソフトボール、ストライクゾーンがそれぞれ違うことをみなさん知ってますか?

ルールブックでは…、

ソフトボールルール7-4項(注1)
「打者が自然に構えたとき(スイングする前)の「みぞおち」(上限)と「膝の皿の底部」(下限)の間の本塁上の上方空間をいう。」(2018年ルール改正)

公認野球規則2.74
「打者の肩の上部とユニホームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定されるべきである。」

高めについてはほぼ同じと言えますが、低めについても2018年のソフトボールのルール改正によりほぼ同じとなりました。

さらに高低について、ソフトボールの場合、2017年までは、ボールが本塁上に差し掛かってから通過し終わるまでの全てにおいてボール全部が完全にストライクゾーンを通っていなければストライクにはなりませんでしたが、2018年の改正で「ホームプレート上に想定される5角柱の空間のどこかを球が通過すれば『ストライク』である」と修正され、こちらも野球とほぼ同じとなりました。

ちなみに内外角についても2018年に改正され、ソフトボールでは「ホームプレートを上から見た状態で、ホームプレートに球が接すれば(球がホームプレート上にかかっていなくても)ストライクである」と定義されました。

2018年の改正で、ソフトボールのストライクゾーンは大幅に広がったと感じます。ゾーンを広げることにより試合進行を早くする狙いもあるのかもしれませんね。


<ソフトボールのストライクゾーン>


<野球のストライクゾーン>