ルール講座の第一回は「テンポラリーランナー」についてです。
2015年のルール改正で新たに採用された制度です。
〈ルールブック 4-11項〉
『捕手が塁上の走者となっていて二死となったとき、あるいは二死後、捕手が出塁し、走者となったとき、捕手の代わりにテンポラリーランナーを使用することができる。
(1)テンポラリーランナーと交代させるかどうかは、攻撃側チームの選択である。
(2)二死後であれば、いかなる時点でもテンポラリーランナーを使用することができる。
(3)テンポラリーランナーを使用するときは、塁上の走者以外の選手で、打順が最後に回ってくる者をテンポラリーランナーとする。
(注)テンポラリーランナーに間違った選手が出た場合には、正しい選手と交代させる。(それに対するペナルティはない)』
(注釈:2016年ルール改正により上記(3)については、「テンポラリーランナーとなる選手は、塁上の走者以外の選手で、打順が最後に回ってくる者」に改正されました。)
このルールの目的は「試合のスピードアップ」でありますので、テンポラリーランナーへの交代に手間取ることがないようにしましょう!
テンポラリーランナーの記録(盗塁、得点、残塁など)は、当然、テンポラリーランナーとして出場している選手の記録となります。
江南市の大会でもテンポラリーランナーは積極的に使われています。
なかには戦略的に使用しているチームもあるようです。
さぁ、みなさんのチームでも是非テンポラリーランナーを使ってみてください!